●レポート
10台のエントリーで行われたGP250クラス。RS250Rでエントリーしていたライダーが一人いたが予選に出走しなかったため、予選を走った7台すべてがTZ250というワンメイク状態となった。
スタートで飛び出したのは予選2番手の柴原誠。これをポールシッター島村英一郎が追い、少し離れで後続集団という構成でのオープニングラップとなった。2周目、後続集団の中から3番グリッドスタートの渡部一樹が抜け出し、島村もパス。離れたトップ柴原を追う展開となった。徐々にその差は詰まり、2台でのトップ争いとなった。さらに後ろから島村もその差を詰め、3台でのトップグループが形成された。12周目、第1ヘアピン飛び込みでインに飛び込む渡部。しかしオーバースピードでラインを大きくはずしてしまい、再び2位に。激しく後ろからプレッシャーをかける渡部。13周目、そのプレッシャーにミスを冒したのか、トップを走る柴原が1コーナーで転倒してしまう。直後、島村が渡部からトップの座を奪う。しかしラスト2周で再び渡部が前に出ると、そのままの順でゴール。また序盤からトップ争いの後ろで展開されていたバトルがそのまま3位争いとなり、前川泰志、河邊勲、依田幸久のオーダーでフィニッシュした。
|