●レポート
ST600のマシンで、入門クラス敵位置づけのTC600。1分4秒00という基準タイムがもうけられており、予選・決勝を通じてこのタイムをクリアするか、2回優勝すると卒業制度が導入され、筑波選手権のST600クラスに自動昇格となる。予選終了時点で、ポールシッター山口慎司は1分3秒759、2番手が野中浩司の1分3秒766と、卒業決定となった。エントリー台数は20台、予選最後尾タイムは1分7秒948で、決勝出走台数は19台。
スタートで飛び出したのは野中。これに山口、予選3番手の村上康人と続く。2周目、3番手上がった予選5番手の渡部俊行がそのままの勢いでトップに立つ。2位野中、3位山口、4位村上。それぞれ等間隔でトップグループを形成する。10周目、3位を走行する野中が第1ヘアピン立ち上がりでミスし、加速が鈍るスキに4位の山口が3位に。一瞬のミスも許されない緊迫したトップグループの中での争いとなっている。結局、このまま渡部、村上、野中、山口の順でゴール。完走18台中、7人が卒業となる1分3秒台のタイムをマークする、このクラスとしてはレベルの高い戦いとなった。
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