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<TC125> 2004.04.04

●レポート
　このTC125クラスは、GP125の入門クラスという位置付けで、１分２秒５というタイムを予選、決勝を通じてマークしたライダーは卒業となり、次のレースからはGP125クラスへの参戦となる。
今回のレースは４月上旬というのに、あいにく朝から冷たい雨となってしまった。このクラスは朝８時から予選のため気温も低く、非常に厳しいコンディションの中でのセッションとなった。
　そんな状況下、ポールポジションを獲得したのは１分11秒962をマークした川津隆仁。２番手１分12秒859の畑中健太郎、３番手１分13秒416の中上貴晶、４番手１分14秒044と続く。参加台数12台、予選最後尾タイムは１分26秒015。
　スタート前に雨がパラパラと落ちてくる中、始まった。好スタートを切ったのはPPの川畑。２番手に少し離されて中上。序盤はオープニングラップにできた差をそのままキープする状況で、小康状態となった。ところが４周目の１ヘア入り口で、トップを走る川畑がスリップダウン。すぐにマシンを起こして再スタートするものの、４位までポジションを落としてしまう。これで中上がトップに立った。
　また転倒して再スタートした川畑は吹っ切れたようにペースを上げ、３位を走る広瀬進志をパスし、３位に浮上。
　トップ争いは、ペースの上がらない中上に対し、２番手を走る川畑が徐々に迫り、７周目の１コーナーで遂にパス。トップに立つ。さらに２位になった中上に、川畑が追いつき、最終ラップは遂にテールtoノーズに。２ヘアで勝負を仕掛けた川津は中上をパス。畑中、川津、中上の順でゴールとなった。

	１周目のＳ字。スタート直後にもかかわらず、既にトップ#71川畑と2位を走る#1中上の差はこれだけ広がっている
	独走態勢を築いていた#71川津だったが、４周目の第１ヘアピンで雨に足下をすくわれ、転倒してしまった
	川津の転倒により、代わってトップに立った#1中上だったが今一つペースが上がらず、７周目の１コーナーで#9畑中がトップを奪う
	ラストラップの第１ヘアピンでの２位争い。まだ、２位を走る#1中上と追い上げてきている３位の#71川津の差はこれだけあったが、２ヘアまでに詰められ、川津が前に出た
	2位に４秒の差を付けて優勝した#9畑中
	転倒を喫しながら、追い上げて２位となった#71川津
	30kg台という超軽量な体重のため、雨で思うようなグリップが得られなかった12歳ライダー#1中上。デビューウインは飾れなかったが、雨の難しいコンディションを上位で走りきった増し新コントロールは見事
	表彰台

TC125　決勝正式結果表

天候:雨　コース状況:ウエット

順位	車番	ライダー	型式	車名	周回	所要時間	トップ差	Km/h	BestTime	周回
1	9	畑中　健太郎	H-RS125	レーシングサプライ&ラッキードラゴン	15	18'02.719		103.240	1'10.320	12/ 15
2	71	川津　隆仁	H-RS125	Ｔｅａｍ　ＬＯＯＫ　ナベオート	15	18'07.046	0'04.327	102.829	1'10.492	15/ 15
3	1	中上　貴晶	H-RS125	ＣＬＵＢ　ＨＡＲＣ－ＰＲＯ．	15	18'07.491	0'04.772	102.787	1'11.326	12/ 15
4	8	広瀬進志	H-RS125	ＴＥＡＭ　Ｅｉｇｈｔｂａｌｌ	15	18'37.686	0'34.967	100.010	1'13.069	13/ 15
5	16	堀江　壮一	H-RS125	Ｔｅａｍ　ＫＡＺＵＭＡ	15	18'37.880	0'35.161	99.993	1'12.638	13/ 15
6	24	岡田　真一	Y-TZ125	ＨＯＴＭＡＮ＆近藤塾	15	18'41.560	0'38.841	99.665	1'12.309	14/ 15
7	10	岡本　寛太	H-RS125	WIDE RAPPIN'+アクティビティー	15	19'04.796	1'02.077	97.642	1'14.489	8/ 15
8	3	南里　　晋	H-RS125		15	19'11.624	1'08.905	97.063	1'13.733	12/ 15
9	77	高村　俊明	H-RS125	ドリーム鴻巣	13	18'05.873	2Laps	89.215	1'20.333	11/ 13
10	7	安川　澄江	H-RS125	ＭＨマツモト＆ビルドワークス	13	18'31.291	2Laps	87.174	1'22.374	12/ 13
以　上　完　走
	26	林　　徳和	H-RS125		0		15Laps