もてぎロード

<ST600> 2003/04/20

●レポート
今回、２ＤＡＹで開催されたもてぎロードレース選手権第２戦。使用されたのは、全長3.4ｋｍの東コース。土曜日は、午前中が公式練習、午後にほとんどのクラスの予選が行なわれたが、このもてぎＳＴ６００クラスのみ、決勝レースが開催された。
　エリア選手権のＳＴ６００クラスは参加台数が２７台と盛況だったが、もてぎＳＴ６００は１１台と、やや寂しい。
　また、この日は朝から好天に恵まれ、２０度を超える気温で絶好のレース日和だったのだが、午後になると雲が多くなり、予選途中から雨がパラパラと落ちて来るという不安定なコンディションとなった。そのためにもてぎＳＴ６００クラスは、路面はドライながら、雨が落ちてきていることから、ウエット宣言されてのレースとなった。
　ポールポジションは、1分30秒247で、ＣＢＲ６００Ｆ4ｉに乗る大木崇行。２番手は大木からコンマ６秒離されてＹＺＦ－Ｒ６の中沢孝之、３番手同じくＹＺＦ－Ｒ６の荒川敏治、４番手もＹＺＦ－Ｒ６の澤村元幸と続いた。
　スタートで飛び出したのはポールポジションの大木と中沢。今年の筑波選手権のＳＴ６００クラス第１戦、第２戦で連勝している大木に対して、昨年、筑波選手権ＳＴ６００でランキング２位となり、今年はもてぎ選手権に専念している中沢。そんな中沢にとって、大木の連勝はどうしても止めたい。１周目から後続を大きく引き離し、完全なマッチレースとなった。
　レースは１周目から中沢が前で、その背後にピタリと大木が付ける形で展開される。勝負は最終ラップに持ち越されたが、90度、Ｖ字、最終コーナーとスピードが比較的落ちるポイントでインに飛び込もうとする大木だったが、それらのポイントでしっかりとインを締めた中沢の内側に飛び込むスペースはなく、そのままの順位でゴールとなった。また３位争いも序盤から荒川、澤村の間で展開されたが、荒川が更村を振り切って３位表彰台を獲得した。

	１周目のＶ字コーナー。トップ２台は既に後続との差を大きく付けている
	１周目から最後までテールTOノーズで展開された#2中沢と#33大木のバトル
	３位となった#15荒川。後ろは荒川と終始、３位争いを展開した#69澤村
	表彰台

ST600 正式決勝結果表
WEATHER : Cloudy COURSE : Dry 東コース 3.422115Km

Pos.	No	Rider	Type	Team	Lap	Time	Km/h	BestTime	Lap
1	2	中沢　孝之	YZF-R6	ドッグファイトレーシング＋G&M	12	18'01.358	136.71Km/h	1'29.267	12/12
2	33	大木　崇行	CBR600F4i	只木屋＆ACQUA＆K	12	18'01.709	0.351	1'29.087	12/12
3	15	荒川　敏治	YZF-R6	TEAM　OZAWA　R＆D！	12	18'23.328	21.97	1'30.749	11/12
4	69	澤村　元幸	YZF-R6	ドックファイトレーシング！	12	18'24.125	22.767	1'30.977	7/12
5	16	小島　康孝	CBR600F4i	TeamFriends小松鈑金	12	18'36.066	34.708	1'31.820	7/12
6	17	小菅　岳大	CBR600F4i	☆OSL　スポーツクラブ☆	12	18'40.188	38.83	1'32.217	7/12
7	22	代田　竜二	ZX-6RR	TEAM輪生館	12	18'40.977	39.619	1'31.924	9/12
8	96	荘　　智義	CBR600RR	REIKOJAM2CROWS	12	18'47.575	46.217	1'32.852	2/12
9	3	橋本　　誠	YZF-R6	MSS・アライ	12	19'11.680	1'10.322	1'34.761	12/12
10	60	飯島　高広	CBR600F4i	MRT＆WAKO’S	12	19'18.580	1'17.222	1'34.934	11/12
11	55	萩本　　剛	CBR600F4i	チーム55号	11	18'48.893	1Lap	1'40.593	8/11

参加台数 11 台出走台数 11 台
レース中のベストタイムは No. 33 大木　崇行只木屋＆ACQUA＆K 1'29.087 12/12 138.29Km/h
規定周回数 9