練習走行からの悪い流れを変えることができず14位でレースを終える

2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 
第3戦 スーパーバイクレース in SUGO
※開催日程:4月25日(土)公式予選、4月26日(日)決勝レース


第1戦のツインリンクもてぎでは思うような結果を残せなかった佐野優人。第3戦開催前に行われた合同テストでは好タイムを記録していたため、その勢いのまま今回のレースでの活躍が期待された。しかし、レースウィークをとおしていい流れを掴むことができずに決勝レースを14位で終えた。

ST600 #97 佐野 優人
公式予選:15位
決勝レース:14位

ST600公式予選
気温30度近くまで上がった中、ST600の公式予選は44台が出走して始まる。公式予選開始直後から佐野優人はピットイン、ピットアウトを繰り返しながらマシンの調整を行いつつタイムアップを目指す。しかし、2周目に記録した1分32秒204をなかなか更新することはできず、このタイムが公式予選中のベストタイムとなり、決勝レースは15番手からのスタートとなった。

ST600公式予選後のコメント
「一週間前に行われた合同テストでは調子が良かったのですが、レースに向けてエンジンの仕様を変えてきたのがあまり良くなく、フリー走行でもタイムを出すことができませんでした。そのため、公式予選ではエンジンの仕様を合同テストの時に戻して臨みましたが、足回りの調整に時間を割いたため、満足にタイムアタックができる状態ではありませんでした。ただ、感触は良くなっていますので、明日のフリー走行で最終確認をして、決勝レースでは順位を上げていきたい」(佐野優人)

※ST600決勝
39台が出走して行われたST600クラスの決勝レース。当日は最高気温32度と真夏日となったが、ST600クラスの決勝レースが行われた午後3時半頃には気温も28度まで下がりレースは行われた。決勝スターティンググリッド15番手からスタートした佐野優人はオープニングラップを15番手で通過。日浦大治朗選手、横山尚太選手らとポジション争いを繰り広げるが、なかなかペースを上げることができない。レース中盤には日浦選手や横山選手に先行されてしまい14番手で単独走行となり、岩田悟選手に追い上げられる苦しい展開となってしまったが、最終的には14位のままでチェッカーを受けた。 

※ST600レース後のコメント
「スタート直後は集団となり、その中から早く抜け出したかったのですが、なかなか前を走るライダーを抜くことができず、ペースをつかめないままレースを終えてしまった感じです。練習走行の段階からマシンの調整などが上手くいかず、レースウィークをとおして悪い流れを変えることができないまま、攻められる状態までマシンを合わせることができず、決勝レースを迎えてしまったことがこの結果になってしまいました。次のレースでは、今回の分もしっかりと挽回したいです」(佐野優人)