レース序盤で転倒してしまうも、次のレースに向けて好感触を得る

2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 
第3戦 スーパーバイクレース in SUGO
※開催日程:5月25日(土)公式予選、5月26日(日)決勝レース


今シーズンからST600クラスにスイッチして2戦目となった伊達悠太。公式予選の結果は決して良くはなかったが、決勝レースに向けては好感触を得ており、その決勝レースでは、レース序盤に9番手までポジションをアップして、さらに上位を狙おうとした矢先に転倒を喫してしまう。決勝結果は33位となったが、次戦に期待を持たせるレースとなった。


ST600 #64 伊達 悠太
公式予選:14位
決勝レース:33位

ST600公式予選
夏日の中、44台が出走したST600の公式予選。開始直後からコースインした伊達悠太はピットインを繰り返しながら少しずつラップタイムを更新していく。セッション終盤、タイムアップを目指しコースインするが、大きくタイムを上げることができず、序盤に記録した1分32秒191で公式予選を14番手で終え、日曜日の決勝レースは14番手からのスタートとなった。

ST600公式予選後のコメント
「気温も上がり、路面温度もかなり上がっていましたのでセッション前半はピットインを繰り返してマシンの調整に時間を割いていました。ある程度まとまってきたところでタイムを出すべくコースインしましたが、クリアラップがなかなか取れない状況が続いてしまい、ベストラップを更新することができずにタイヤを消耗してしまいました。スターティンググリッドは良くはありませんが、トップとのタイム差も縮まってきていますので、決勝レースでは公式予選の順位からどんどん上げていきたいです」(伊達悠太)

※ST600決勝
真夏日となったスポーツランドSUGOだったが、ST600クラスの決勝レースが始まる午後3時半過ぎには気温も28度まで下がる。ST600クラスの決勝レースは39台が出走してスタートし、14番手グリッドからスタートした伊達悠太は2周目までに10番手まで順位を上げるが前の集団からは少し離されてしまう。そのため、ペースアップして前の集団を追っていたが、4周目のシケインの2つ目でリアタイヤを大きく滑らせてしまいスリップダウン。転倒後、再スタートするも最後尾まで順位を下げてしまったが、その後も走行を続け、最終的に33位でチェッカーを受けた。

※ST600レース後のコメント
「スタート直後はあまり順位を上げることはできませんでしたが、2周目までには順位を10番手まで上げることができましたが、この段階で前の集団からは離されてしまっていたため、前の集団に追いつこうとペースを上げていた時にシケインで転倒してしまいました。ただ、再スタート後のラップタイムも決して悪いものではなく、ST600のマシンにも慣れてきましたので、開幕戦の時よりもいい感触は得られています。次の筑波に向けては前向きに考えています」(伊達悠太)