ST600クラスでは伊達悠太は13位でレースを終える

2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 
第6戦 スーパーバイクレース in 岡山
※開催日程:8月31日(土)公式予選、9月1日(日)決勝レース


今年からST600にスイッチした伊達悠太。シーズン前半はマシンのセットアップに苦労した感もあり、最上位は第4戦筑波大会のレース1の8位で、シーズン後半では表彰台争いに加わりたいところ。ドライコンディションで行われた公式予選は13位となるが、上位勢とのタイム差は僅差で決勝での順位アップが期待された。広島出身の伊達悠太にとっては地元サーキットでのレースだったが、コースコンディションが大きく変わった決勝は我慢のレースとなってしまい13位でレースを終えた。

ST600 #64 伊達 悠太
公式予選:13位
決勝レース:13位

ST600公式予選
今回は決勝出走台数40台に対し48台がエントリーしたST600。そのため、公式予選はA、Bの2つのグループに分かれ、さらに土曜日の午前と午後の2回に分けて行われた。午前10時30分から始まったBグループの公式予選1回目に出走した伊達悠太は、3周目に1分33秒894を記録しBグループ8番手となる。この後、さらなるタイム更新を目指すが、思うようにタイムは伸びず、タイムを更新することはできなかった。
 公式予選2回目が行われる時には気温も上がり、さらにタイヤの使用本数制限もあって1回目のタイムを更新するのは難しく、決勝を見据えて連続走行を行う。そのため、タイム更新はならず、最終的にBグループ8番手、AとB、合わせた総合順位では13番手となった。

ST600公式予選後のコメント
「タイム的な目標は33秒台で、33秒の真ん中ぐらいのタイムを出せればセカンドローには着けると思っていましたが、思いのほかこの辺りのタイムのライダーが多く、ポジションは想定していたよりも下位になってしまいました。2回目の公式予選は決勝を見据えて連続走行を行いましたが、アベレージも良かったので、いい感触をつかんで決勝に臨めると思います」
(伊達悠太)

※ST600決勝
ST600の決勝は午後3時から行われるが、昼頃から降り始めた雨で路面はフルウエットとなるが、この頃には雨も小康状態となる。決勝は19周で争われる予定だったが、ウエットレースの宣言が行われた場合は3周減算となり、今回は16周での決勝レースとなった。13番手から好スタートを決めた伊達悠太はオープニングラップを9番手で終えるが、2周目に稲垣誠選手に抜かれて10番手にポジションをダウン。さらに、4周目にはチームメイトの佐野優人にも抜かれてしまうなど、ほかと比べてもペースを上げることができない。その後も杉山優輝選手、菅原陸選手に先行を許してしまった伊達悠太は13位でチェッカーフラッグを受けた。

※ST600レース後のコメント
「決勝で路面コンディションがウエットへと変わりましたが、決勝ではリアタイヤがまったくグリップせず、乗り方を変えるなどいろいろ試してみたのですが、転ばずに走るだけで精いっぱいでした。ドライタイヤからレインタイヤへの変更で、マシンのセッティングを合わせきれなかったのが残念であり、今後の課題です。今シーズンも残り2戦となりますが、満足のいく結果を出せていませんので、残り2戦でいいレースを見せられるようにします」
(伊達悠太)