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      鈴木大空翔が今シーズン初の転倒リタイヤ 
       
      2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ  
      第6戦 スーパーバイクレース in 岡山  
      ※開催日程:8月31日(土)公式予選、9月1日(日)決勝レース     
            
      シーズン前半を終えてランキングトップに立つ鈴木大空翔。ランキング2位の長谷川聖選手との差はわずか1ポイントで、シーズン後半戦のスタートとなるこの第6戦岡山は、鳥取出身の鈴木大空翔にとっては走りなれたコースでもあり、好成績を残してチャンピオン争いを有利にしたいところだった。公式予選は7番手と奮わなかったが、決勝レースではトップ争いに加わり、レース終盤にはトップに立った鈴木大空翔だったが、最終ラップに転倒しリタイヤとなってしまう。 
           
      J-GP3 #11 鈴木 大空翔       
             
      公式予選:7位  
      決勝順位:転倒リタイヤ           
       
      ※ J-GP3 公式予選レポート             
      公式予選が行われる土曜日最初に行われたJ-GP3の公式予選。強い日差しのもとで気温や路面温度が上がる中、23台が出走して午前10時15分から公式予選はスタートする。鈴木大空翔は開始早々コースインし、セッション前半で6番手につけていったんピットインする。セッティングなどの変更を行いタイムアタックを行うが、なかなかリーダーボードの上位に食い込めない鈴木大空翔はセッション終盤で1分38秒188のベストタイムを記録するが、公式予選は7位で終えることとなった。         
        
      ※ 公式予選後のコメント        
      「僕自身の課題でもあるレースウィーク序盤からのタイムアップが今回も思うようにできず、公式予選では前日の練習走行でのタイムは上回っているものの、満足のいくタイムではもちろんなく、7番手に留まってしまいました。決勝は気持ちを切り替えて臨みたいと思います」(鈴木大空翔)           
       
      ※ 決勝レース   
      レース前に小雨が降ったものの、J-GP3の決勝レースが始まるころには雨も上がり、路面コンディションもドライのままで決勝レースは始まる。決勝グリッド7番手だった鈴木大空翔は好スタートを決めて第1コーナーでは2番手までポジションをアップし、その先のウィリアムズコーナーではトップに浮上する。鈴木大空翔はそのままオープニングラップをトップで通過するが、2周目の第1コーナーでは成田彬人選手、その先のウィリアムズコーナーでは村瀬健琉選手に先行されて3番手に順位を下げる。また、3周目のヘアピンコーナーでは長谷川聖選手にもパスされ、鈴木大空翔は成田選手、村瀬選手、長谷川選手に次ぐ4番手、その後方には細谷翼選手も続いており、この5台がトップ集団を形成する。 
       4周目にトップに立った長谷川選手がトップ集団をリードする中、鈴木大空翔は4番手でレースの前半を走行。レースも折り返しを迎えた11周目に鈴木大空翔は3番手を走る成田選手をパスするが、この後しばらくは成田選手と3番手を争い、その間にトップ2台との間に1秒ほどの差ができてしまう。しかし、成田選手を攻略した鈴木大空翔はレース終盤にトップの長谷川選手と2番手の村瀬選手の後方につけ、17周目のアトウッドカーブで村瀬選手を、そしてヘアピンコーナーで長谷川選手を抜いて、オープニングラップ以来のトップに浮上する。 
       レース終盤にトップに立った鈴木大空翔はスパートをかけるが、長谷川選手を抜いて2番手に上がった村瀬選手が鈴木大空翔の後方にぴったりとつける。その村瀬選手は最終ラップの第1コーナーで鈴木大空翔を抜いてトップに立つが、鈴木大空翔はヘアピンコーナーで村瀬選手を抜き返してトップを奪還。しかし、メインストレート裏のストレートエンドのレッドマンコーナーで、村瀬選手が鈴木大空翔のインに飛び込むも村瀬選手が転倒。転倒した村瀬選手のマシンを避けられず追突してしまい、鈴木大空翔も転倒してしまう。転倒後、鈴木大空翔は再スタートを試みるも再び走り出すことはできず、レースはリタイヤとなってしまった。第6戦を終えてランキング争いは優勝した長谷川選手が113ポイントとなり、ノーポイントに終わった鈴木大空翔は90ポイントでランキング2位へと後退した。
       
      
      ※ 決勝レース後のコメント   
      「スタートは上手く決めることができトップに立ちましたが、そこでペースを上げることができずに順位を下げてしまいました。その後もなかなかトップ争いに加わることができませんでしたが、レース後半に雨が降り始め赤旗中断でレースが終わってしまう可能性もあるのでトップに立って逃げようと思いスパートしましたが、最終的にはリタイヤとなってしまいました。チャンピオン争いは厳しくなりましたが、今年の目標はチャンピオンを取ること。残り2レースで2勝してプレッシャーを掛けていきたいです」(鈴木大空翔)   
       
       
      
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