公式予選、決勝レースともに自己最高位を記録し成長を見せる


MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦
第50回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
開催日程:2018年11月3日(土)公式予選/11月4日(日)決勝

今シーズン、第7戦のオートポリスの12位がベストリザルトとなっている鈴木大空翔。全日本に今年から参戦する鈴木大空翔にとって初めて走るコースもあって、なかなかいい結果を残すことができなかったが、最終戦の鈴鹿は走り慣れたコースでもあり、シーズンのベストリザルトを出したいところ。木曜日から始まったレースウィークでは練習走行から上位に名を連ね、決勝に向けても気合が入っていた。

J-GP3 #29 鈴木 大空翔

公式予選:7位
決勝順位:5位

※ J-GP3 公式予選レポート
今シーズン、第7戦のオートポリスの12位がベストリザルトとなっている鈴木大空翔。全日本に今年から参戦する鈴木大空翔にとって初めて走るコースもあって、なかなかいい結果を残すことができなかったが、最終戦の鈴鹿は走り慣れたコースでもあり、シーズンのベストリザルトを出したいところ。木曜日から始まったレースウィークでは練習走行から上位に名を連ね、決勝に向けても気合が入っていた。

公式予選後のコメント
「公式予選は7位となりましたが、タイム的には自己ベストを出すことができました。木曜日の練習走行では2番手のタイムを記録できたなど、今回はいい感じでここまできています。決勝は天気が心配ですが、7番手からのスタートなので、しっかりとスタートを決めてトップグループに絡んでいきたいです」(鈴木大空翔)

※ 決勝レース
決勝日の朝に行われるフリー走行から天候は雨となり、路面はウエットコンディションとなったが、このフリー走行で鈴木大空翔は2分35秒081で4番手タイムとなる。
J-GP3も他のクラスと同じく周回数を2周減算し10周で争われることになる。降りしきる雨の中でスタートしたJ-GP3決勝。スタートを決めた鈴木大空翔はS字コーナーまでにポジションを3番手に上げ、バックストレートでは前を走る小室旭選手を抜いて、トップの菅原陸選手に続く2番手となる。この時点でトップの菅原選手は1秒前を走り、鈴木大空翔は小室選手や長谷川聖選手とポジションを争うことに。3周目のヘアピンカーブで長谷川選手に抜かれるも、バックストレートでは車速が伸びるマシンを活かして鈴木大空翔が2番手を奪い返すなどバトルを繰り広げる。しかし、その後に小室選手、そして長谷川選手に抜かれてポジションを4番手に下げた鈴木大空翔。後方から迫る藤井謙汰選手に4周目に抜かれた後は単独の5番手となる。
5周目、トップを走る菅原選手が転倒したことで4番手に順位を上げる。なんとかこの順位を守りたかった鈴木大空翔だったが、ハイペースで追い上げてきた福嶋佑斗選手に最終ラップに抜かれてしまい5位でチェッカーを受けレースを終える。しかし、今シーズンベストリザルトを記録し、シリーズランキングも16位から11位へと上げてシーズンを終えた。

※ 決勝レース後のコメント
「朝のフリー走行はレースウィークで初めての雨となり、路面も滑りやすく難しいコンディションに感じたのですが、様子をみながら徐々にペースを上げて4番手タイムを記録できたのが良かったと思います。それで、決勝も序盤から積極的に前に出ることができました。レース中盤は単独走行となってしまい、最後に福嶋選手に抜かれてしまいました。抜き返そうとしましたが、自分のミスもあって抜き返すことができなかったことは悔しいですが、レースウィークを通して上位につけることができ、最後にベストリザルトを出せたことは良かったと思っています。来年は常に上位争いに加われるように頑張ります」(鈴木大空翔)