J-GP3クラス、伊達悠太が優勝で念願の全日本チャンピオンを獲得!
MFJカップ、JP250クラスでは佐野優人が圧倒的な強さを見せ優勝!!

MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦
2017 49th MFJ GRAND PRIX SUPERBIKE RACE in SUZUKA

日時:2017年11月4日(土)~11月5日(日)
鈴鹿サーキット

全日本ロードレース選手権シリーズは今回が最終戦となり、J-GP3に参戦する[BATTLE FACTORY] の伊達悠太は3ポイント差のランキング2位で、このレースで逆転チャンピオンを狙う。また、MFJカップのJP250、インタークラスに参戦する佐野優人も5.5ポイント差のランキング2位でこの最終戦を迎えた。予選順位は振るわなかった2人だが、それぞれのクラスで見事に優勝し、J-GP3クラスでは伊達悠太が念願の全日本チャンピオンを獲得した。

J-GP3 #64伊達悠太
公式予選順位:6位
決勝順位:優勝

       

※ J-GP3 公式予選レポート
第8戦でランキング2位に後退した伊達悠太。チャンピオンを獲得するためにはランキングトップの小室旭選手との3ポイント差を逆転する必要があり、チャンピオン獲得の条件は伊達が優勝で小室選手が2位なら同ポイントで並び、優勝回数が多い伊達がチャンピオンとなる。伊達が2位の場合は小室選手が4位以下にならなければ逆転できないため、伊達にとってはまずは優勝することがチャンピオン獲得の条件ともいえる。そのため、公式予選では上位グリッドを獲得したいところだ。
木曜日と金曜日の練習走行を経て迎えた土曜日の公式予選。レース序盤にタイムアタックした伊達悠太は2分19秒734を記録し、セッション終盤にはさらにタイムを更新するべくアタックを行うも、思い通りの走りをすることができずタイムの更新はならなかった。このため、序盤に記録したタイムで決勝グリッドは6番手からスタートすることとなった。

   

※ J-GP3公式予選後のコメント
「予選セッション後半にタイムの更新を目指してタイムアタックを行いましたが、後ろに何台にも付かれてしまい、ストレートでスリップストリームを使われてトップスピードが伸びず、タイムを更新することができませんでした。しかし、昨日までの走行で、単独での走行でも今日の予選タイムを上回るタイムも出せていますので、決勝レースに向けて不安はありません」(伊達悠太)

※ J-GP3決勝レースレポート
12周で争われるJ-GP3決勝レース。6番手からスタートした伊達はスタート直後の混乱で一時順位を下げるも、2周目までに中島元気選手、そして山中琉聖選手に次ぐ3番手まで順位を上げ、翌周までにはこの2人を抜いてトップに立つ。以降、トップでレースをリードし、8周目には一旦スパートをかけて2番手以降を引き離そうとするも、後続を引き離すまでには至らなかった。そのため、レース中盤以降は中島選手や山中選手、そして順位を上げてきた栗原佳佑選手、そして小室旭選手の5台がトップ集団を形成し順位を争うことになる。しかし、その中でも伊達は上位3番手までにポジションをとり、逆転チャンピオンの最低条件となる優勝を目指してレース終盤に臨む。
レース終盤、トップ争いは8台にまで増えるが伊達はその中でも2番手で最終ラップに突入。コース後半のバックストレートで2番手をキープするも、130Rではスピードに乗った中島選手がトップに立つ。そして迎えた日立オートモティブシステムズシケイン、ブレーキングで中島選手のインを突いた伊達は中島選手をパスし、そのままトップでシケインを立ち上がりトップでチェッカーフラッグを受けた。これにより伊達は今シーズン3勝目をマークし、シリーズランキングポイントも134ポイントと伸ばして4位でゴールした小室選手の130ポイントを逆転。2017年全日本ロードレース選手権シリーズJ-GP3クラスのチャンピオンとなった。

   

※ J-GP3決勝レース後の伊達悠太コメント
「小室選手を逆転してチャンピオンとなるには勝つしかないとレース前から思っていましたので、今日のレースでは常にトップ集団の前にいることを意識していましたし、最後のシケイン勝負も作戦通りでした。第8戦でランキングトップの座を明け渡してしまい、2014年にアジアタレントカップでチャンピオンを獲得できなかった時のこと思い出してしまいましたが、気持ちを切り替えて最終戦に臨みチャンピオンを獲得することができました。応援していただいた皆さん、ありがとうございました」(伊達悠太)


JP250 #97佐野優人
公式予選順位:5位
決勝順位:優勝

 

※ JP250予選&決勝レポート
 国際ライセンス(インタークラス)と国内ライセンス(ナショナルクラス)のライダーが混走で争われたJP250クラス。[Team BATTLE]の佐野優人は前戦、岡山国際サーキットで開催された2レースで、レース1で3位、そしてレース2で優勝し、インタークラスのシリーズランキングも5位から2位へと浮上。最終戦ではランキングトップの藤井謙汰選手との5.5ポイント差を覆しての逆転チャンピオンを狙う。
最終戦は44台の決勝グリッドに対して、エントリー台数は57台となり、公式予選は2組に分けて行われた。この公式予選で佐野優人は2分30秒416を記録し、決勝グリッド5番手からスタートすることとなった。迎えた決勝レースはオープニングラップを佐野はトップで終えるも、2周目にヘアピンカーブで転倒が相次ぎ赤旗が提示されてレースは中断。このため、周回数を8周から6周へ減算し、再スタートが切られることとなった。
再スタート後、トップ集団は10台が形成し、その中で佐野は積極的にトップを走るが、ストレートでは体重が軽いナショナルクラスの上原大樹選手や成田彬選手が先行し、コーナーで佐野がこの2人を抜くという展開が続く。レース終盤には優勝争いはこの3台に絞られたが、最終ラップのスプーンカーブでは佐野がトップに立つが、バックストレートで上原選手、成田選手が逆転し、最後の日立オートモティブシステムズシケインに上原選手、成田選手、佐野選手の順で進入するが、上原選手と成田選手がラインを外した隙をついて佐野がトップに立ち、そのまま2台を従えてチェッカーを受け総合優勝を果たした。なお、インタークラスでは藤井選手がクラス2位となったため、佐野がシリーズチャンピオン獲得はならなかった。
   

※ JP250決勝レース後の佐野優人コメント
「今回はマフラーがモディファイされてストレートスピードが伸びていたので、レース序盤から前に出てレースをリードする展開を考えていました。決勝レースはストレートで体重の軽い上原選手や成田選手に抜かれてしまいましたが、コーナーで抜き返す自信はあったし最後の勝負どころのシケインも彼らには負けない自信がありました。チャンピオンを獲得できなかったのは残念ですが、チームの地元でいいレースをすることができたので良かったです」(佐野優人)