全日本第3戦SUGOで2位表彰台を獲得
(MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 SUGOスーパーバイク120マイル耐久レース)


日時:2017年5月13日(土)~14日(日)
会場:菅生サーキット

J-GP3クラスは4月9日に筑波サーキットで第1戦が開催され、今大会がシーズン2戦目となる。BATTLE FACTORYから同クラスに出場の伊達悠太は、第1戦筑波大会では全日本初優勝を達成、今大会は連勝を目指した。

公式予選順位:3位
決勝レース順位:2位
レース中ベストラップ:1分46秒012(伊達悠太)

◎予選レポート
 各クラスの公式予選が行われた土曜日は朝から断続的に雨が降り続き、路面コンディションはウェット。そんな路面状況の中で伊達はセッション前半にウェット路面用のセットでタイムアタックを行い1分50秒926をマークするが、その後、転倒を喫する。ライダー、マシンともに大きなダメージはなかったが、この転倒でタイムを更新することはできず、小室旭選手、福嶋佑斗選手に続いて予選を3番手で終えることとなった。

※公式予選後の伊達悠太のコメント
「予選開始直後にマシンの状態を確認し、一度ピットに戻ってからタイムアタックに出ましたが、タイムアタック2周目のハイポイントコーナーでスリップダウンしてしまいました。3番手でしたが、金曜日に行われたドライコンディションの特別スポーツ走行ではトップタイムを出すことが出来たので、決勝レースはドライでもウェットでも自分の走りをして優勝を目指します。」


◎決勝レースレポート
 決勝レース当日も断続的に雨が降り続き路面コンディションは引き続きウェットとなった。朝のフリー走行を経て、この日最初の決勝レースとなったJ-GP3は、雨の影響で2周減算の18周で行われることとなった。
 予選3番手からスタートした伊達はオープニングラップを宇井選手、小室選手に続く3番手で終える。この後に栗原佳祐選手の先行を許すが、すぐに栗原選手を抜き返すと前を走る宇井選手もパスし、小室選手の背後につける。これ以降は第1戦の筑波同様に小室選手とのトップ争いとなる。
そして最終ラップへと突入。最終ラップの4コーナーで伊達は小室選手のインを刺してトップに浮上するが、バックストレート先の馬の背コーナーで抜き返されてしまう。伊達は再び小室選手のパッシングを試みるが、小室選手を抜くことをできず2位でチェッカーを受けた。


※決勝レース後のコメント
「昨日の公式予選では始まってすぐに転倒してしまったため、雨のセットが確認できていませんでした。朝のフリー走行で雨のセットは確認できたのですが、決勝レース前に少しセットを変えたため、レース序盤はペースを上げることが出来ませんでした。
 小室選手に追いついた後は抜いても引き離すことはできないと判断し、レース終盤に勝負を掛けることにしました。最終ラップの3コーナーで小室選手がラインを外して膨らんだため、4コーナーでインを突いて前に出ましたが、馬の背コーナーで抜き返されてしまいました。
 その後のSPコーナーでパッシングを試みましたが抜くことができず、逆にSPコーナーの立ち上りでシフトミスを犯してしまい抜くチャンスを逸してしまいました。
 次はツインリンクもてぎでのレースとなりますが、今年の目標はJ-GP3のチャンピオン獲得と、日本GPへのワイルドカード参戦で、もてぎは日本GPが開催されるコースです。次のレースでは優勝してこの目標達成に近づけるよう頑張ります」