第4戦ツインリンクもてぎは3位表彰台を獲得
(MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 TWIN RING MOTEGI SUPER BIKE RACE)

日時:2017年6 月10日(土)~11日(日)
会場:ツインリンクもてぎ

5月14日にSUGOで開催されたJ−GP3クラス第3戦で2位になった伊達悠太は、小室旭選手と同ポイントでランキングトップに並んだ。チャンピオンを目指す伊達としては、第4戦ツインリンクもてぎで単独首位を目標に戦い、3位でフィニッシュした。しかし、総合首位に浮上することは出来ず、総合2位で今大会を終えた・

公式予選順位:5位
決勝レース順位:3位

公式予選レポート
25台が出走して行われた公式予選はドライコンディションでスタート。予選開始から伊達はタイムアタックを行うが、予選上位に入れず、タイム的にもポールポジションを争う小室旭選手や古市右京選手らから離されてしまった。
 この日の伊達は、ピットインを繰り返しながら徐々にタイムアップを試みることにした。そしてセッション終盤には、小室旭選手の背後について周回を重ね、2分02秒760をマークし、5番手。これにより決勝レースは二列目グリッドからのスタートとなった。

※公式予選後の伊達悠太のコメント
「なかなかタイムアップできず、セッション終盤は小室旭選手の後ろについて自分とどこが違うのか観察しました。小室選手と違うところを自分なりに考えて、最後に5番手タイムを出せましたが、もう少し上げたかったと思います。ここはストップ&ゴーのサーキットで、マシン差が出やすいコースです。その差を埋めるぐらいコーナーで頑張らなければいけません。ウィークを通して少しずつですが前進しています。明日の決勝レースは上位争いに加わって、レースをリードできるように頑張ります」

 

◎決勝レースレポート
決勝は、今シーズン初のドライコンディションとなり、20周で争われた。スタート直後からトップ集団は10台ほどの大きなグループとなり、周回ごと、コーナーごとに順位を入れ替える激しい戦いとなった。
 5番手グリッドからスタートした伊達は、レース序盤は、この集団の中で5、6番手を走行する。レース中盤は、古市右京選手、小室旭選手、太田虎之進選手がトップ争いを繰り広げ、その後ろで伊達は山中琉聖選手と順位を争った。
 そして、レース終盤を迎えた。伊達は一気に勝負を掛けることにし、18周目のV字コーナーで小室選手を抜いて2番手に浮上する。しかし、最終ラップのバックストレートで小室選手に並ばれ、90度コーナーで抜かれる。結局、そのままの順位でゴールとなり、伊達は3位となった。優勝は、古市選手だった。


※決勝レース後のコメント
「レース序盤は前に出てもリードできないと思い、集団についていくことにしました。残り2周となったところで4、5番手を走っていましたが、古市選手がスパートしたので思い切って仕掛けることにして、小室選手も抜いて一気に2番手まで上がりました。しかし、最終ラップのバックストレートでイン側から抜かれ。90度コーナーで抜くには、外からいくか、それとも少しアクセルを戻しイン側からいくか悩みましたが、勢いのままアウト側から仕掛けたら失敗に終わりました。もう少し冷静になるべきでした。
 次はオートポリスでのレースとなります。オートポリスを走るのは3、4年ぶりとなりますが、好きなサーキットのひとつなので、今回の反省点も生かして優勝を狙っていきます」